- OnWaのひと
音大生のリアル〜のだめって存在するの?〜
最終更新: 1月24日

初対面の方との会話のネタでよく出てくるのだめカンタービレ。
「千秋先輩みたいな人っているの?」と聞かれることもしばしば・・・。
声を大にして言いたい
「そんな人は存在しない!」
あんな完璧で面倒見の良い男性が存在してたらどんなによかったことか・・・。
じゃあのだめの世界って幻想なの?となりますよね。
ぴったり当てはまるキャラはいないにしろ、
こういう人は存在するよね! こういうところはあるあるだよね
っというポイントを現役音大生目線で語っていこうと思います!
(のだめで使われた音楽も一緒に貼って置くのでぜひ聞いてみてくださいね)
・のだめ
・千秋先輩
・おまけ
のだめ
こういうタイプ多いと思います。きっと本人は自覚ないでしょうけど。
どこか抜けてるけど音楽のずば抜けた才能のある人。
あとのだめといったら足の踏み場のない汚部屋のイメージですよね?
これ結構多い気がします。とにかくピアノ(楽器)・寝る・ご飯があれば生活に困らないので、散らかってても気にならない人が多いイメージ。
ちなみにのだめの汚部屋にはモデルがいるみたいです。→
(おなら体操)
千秋先輩
いません。
(のだめ主題曲)
峰くん(バイオリン)
いますね。音大生っぽくない人。学年に数人確実にいます。
見た目結構派手だけど話したらめっちゃ良い人っていうパターンです。
こういう人の演奏ってこだわりが強くて面白いんですよね。
技術的なうまさではなく、自分の思いを音楽で表現できる能力に長けててとても印象に残ります。コンクールよりコンサートに向いてるタイプですね。
真澄ちゃん(ティンパニ)
こういう面白い人います。ジェンダーレスで誰とも仲が良くて、見た目に反する隠れてめちゃくちゃ努力できるタイプ。
(ミルヒー登場音楽)
さくらちゃん(コントラバス)
普段の意思は弱いけど、演奏では本番が強くて芯のある音楽を演奏できる人。
このタイプはちらほらいます。本番化けるタイプですね。
(オケでのだめがマングースの着ぐるみで鍵盤ハーモニカ弾いてた曲)
清良(ヴァイオリン)
一般人が想像する音大生のイメージではないでしょうか?
こういう人めちゃ多いです。美人なほど気が強いかと思えば、意外とチャーミングで良い子ばっかりです。受験の時、隣に座った子がとても美人で気が強くて怖そう、、、と思っていたのですが入学して話してみるとめちゃくちゃフランクで面白くで良い子だったっていうパターン多いです。
(Sオケデビュー曲)
黒木くん(オーボエ)
3人に1人はこんな感じじゃないでしょうか。音楽一筋でとっても優しい男の子って感じですね。
のだめの生活スタイル
ドラマ版で千秋先輩とのだめの住んでいたアパートですが、あんな広い部屋に住んでいる音大生はごく一部の富裕層だけです。
楽器可能のアパートってお部屋が限られているし家賃が高い。
ピアノの下に敷布団を引いて寝ている人もいるんだとか。。。
家庭用サイズのグランドピアノがだいたい3畳。
平均的に7畳のお部屋に住んでいる方が多いです。
ピアノとベットと机置くので精一杯。。。
寝室が分かれているのが羨ましいですね。
ピアノの横にベットがあるとすぐ寝転がって練習サボるので本当に集中したい日は学校の練習室に行ったりしてます。
のだめを見るなら断然漫画!
ドラマも確かに成功作で面白いですが、脚色が多いのでぜひ原作を読んで欲しいです。
留学してからののだめのストーリーは大晦日の特番や映画版だったので知らない人も多いのでは?
海外に行ってからののだめの成長して行く姿にとても刺激を受けます。
音楽をやっていなくてものだめの心情に共感できるポイントが多いのでぜひ読んでみてください。せっかくのステイホーム期間なのでこれを機に私も読み直してみようと思います。
おまけ
のだめもとても良い漫画ですが、ぜひ読んで欲しい作品があります。
「ピアノの森」
昨年NHKでアニメ版が放送されていたからご存知の方も多いかと思います。
(実際に若手の演奏家の素晴らしい演奏が使用されている良作です。)
ショパンコンクールがものすごく細かくリアルに描写されている作品です。
幼少期にピアノのコンクールに挑戦するところからストーリーが始まり、ショパンコンクールに出場する音楽家になるまでの成長を知ることのできる作品です。
完結していますが、連載している期間中は一巻一巻がなかなかでなくて
新刊が出るたびにショパンコンクール開催から何度も読み直していました。
私はそれと一緒の成長してきたので読むたびに音楽に対する学びが多かった。
こんなにもリアルな音楽家を描いた漫画は他にないと思うのでぜひ読んでみてください。